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変異株には非力?第2の中国製コロナワクチン「シノバック・バイオテック」について徹底解剖【企業研究】

日本でコロナワクチンといえば、ファイザーやモデルナを思い浮かべると思います。

では、中国製のワクチンがあることを聞いたことがありますか。

WHOから承認を受けた中国製ワクチンを作り上げたメーカーは2社あり、「シノファーム(中国医薬集団)」と「シノバック(科興生物)」です。2社とも、mRNAワクチンではなく不活化ワクチンという、 「ジフテリア・百日咳・ポリオ(四種混合)​」 「インフルエンザ」「B型肝炎」などに用いられるタイプのワクチンを製造しております。

今回はそのうちの1社医薬品メーカーで、中国製としてWHOから2番目に緊急承認を受けた「シノバック・バイオテック」について研究していきます。(1番目は先述のシノファーム(中国医薬集団))

シノバック製ワクチンは、2021年6月1日WHOより緊急使用を承認されたため、現在は中国国内のほか国際的な枠組み「COVAX」でも入手可能です。

現段階で、シノバック製ワクチンは日本では未承認であり、日本でのシノバック製ワクチンを接種することは不可能です。

本記事はシノバック製ワクチンの安全性や有効性を証明したり、危険性を警告するものではありません。

目次

シノバック・バイオテック (科興生物)

シノバックは北京科兴とも科興生物とも呼びます。

正式名称は中國製藥商科興控股生物技術有限公司(Sinovac Biotech Ltd.)です。

本社概要

本社中国北京市海淀区
従業員数3000名強
設立年月日1999年
資本金不明
オフィス北京、香港、大連、シンガポール
日本オフィスなし
上場先Nasdaq(証券コード:SVA)
投資会社Vivo Capital, Advantech Capital
total Funding$611.3 m
ウェブサイトhttp://www.sinovacbio.com/

事業内容

ワクチン及び関連製品の研究、開発、生産及びマーケティング

ワクチン;不活化ワクチン、生ワクチンなど

上市されたワクチン

  • コロナ不活化ワクチン CoronaVac®(2021年2月5日中国にて条件付承認上市、WHOにて緊急使用承認)
  • エンテロウイルスワクチンInlive®(2016年中国上市)
  • A型肝炎ワクチンHealive®(2002年中国上市、東南アジアや中東など10数カ国に輸出)

など

パイプライン

  • DPTワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風)
  • 手足口病ワクチン
  • 肺炎球菌ワクチン
  • MMRワクチン(麻しん・風しん・​ムンプス混合ワクチン)
  • B型肝炎ワクチン

など

日本企業とのパートナー

現在はなし。

詳細はこちら↓

株価チャート

TradingView提供のSVAチャート

注;公式サイト・株価チャートウェブサイトともに2019年時点のデータで止まっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、シノバック・バイオテックについて紹介しました。

中国製の不活化ワクチンについては賛否両論ありますが、シノバックはワクチンにリソースを投資してきた会社でした。

一方で、不活化ワクチンは一般的によく知られているタイプのワクチンで安心して接種出来ると言われる一方で、デルタ株といった変異株には非力という話もあり、今後どのワクチンを接種するかといった点には慎重に判断したほうが良さそうです。

コロナ中国製ワクチン第1弾でメディアに大きく報じられていた「シノファーム(中国医薬集団)」についても、今後研究していきます。

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